コラム

機能的口腔ケアについて

口腔ケアの種類
口腔ケアには【器質的口腔ケア】と【機能的口腔ケア】の2種類があり、
【器質的口腔ケア】は口の中を衛生的に保ち病気になる原因になる歯周病やむし歯などのトラブルを未然に防ぎます。
【機能的口腔ケア】は食べる、話す、表情を作るなどの口腔機能のトレーニングやリハビリを行います。

口腔ケアにはそれぞれ目的があり、今回は【機能的口腔ケア】についてお話します。

口腔機能と健康
口腔機能の代表的なものには、咀嚼・嚥下機能・発音などがあります。
この機能が低下すると、噛む力が衰えてしまい柔らかいものばかり食べるようになり、口腔機能は衰えてしまいます。
結果、栄養不足により健康維持が難しくなってしまいます。
要介護などで訪問歯科を利用する方たちは口腔機能が低下している方が多く
毎日行っている食べる・話す・表情を作る機能は衰えていたとしても自分で気が付くのは難しいことです。
この機能が衰えてしまった患者さんには、機能を回復するためにリハビリ【機能的口腔ケア】を行います。

口腔機能のチェック
口腔機能が弱くなっているかを判断できる方法があります。
簡単にチェックできるのでよかったらやってみて下さい。
①のどぼとけを軽く押さえる
②唾液を軽く飲み込む
※30秒間に唾液を何回唾液を飲み込むことできるかを数える
 2回以下の方は飲み込む機能が低下している可能性があります。

思った以上に唾液を飲み込むのは大変じゃないでしょうか?
2回以上できなくても、口腔機能はリハビリをすることで回復できるので別の記事で紹介する口腔機能訓練を試してみて下さい。

口腔機能を回復することで病気にかかるリスクを下げ、生活の質を上げ充実した生活を送ることができます。

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