口腔ケアとは、
口の中を清潔にして歯や口の病気を防ぎ口腔の機能を維持・回復をすることです。
わかりやすく言うとPTC(歯科医師、歯科衛生士による歯のクリーニング)です。
年を重ねるにつれて口腔内の環境は変化します。
高齢者は歯のトラブルが増えやすく、トラブルをそのままにしておくと、口腔機能の低下を招き日々の生活にまで影響を及ぼします。
また、高齢になるほど自浄作用の働きがある唾液の分泌量が減ったり、病気などにより自力で口腔ケアができなくなる場合があります。
特に要介護高齢者で通院が難しい場合は訪問歯科を利用し口腔内のトラブルを防ぐ必要があります。
口腔ケアの重要性
口の中の状態が不衛生だと歯周病やむし歯になり、歯周病は糖尿病・脳梗塞・心臓疾患を引き起こす原因になります。
また不衛生な口の中の細菌が気管に入ってしまい誤嚥性肺炎になってしまうこともあります。
65歳以上の肺炎で亡くなる人の割合は悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患の次に多く90歳以上になるとその割合はさらに増えます。
歯の状態を健康に保つことでこれらの病気を未然に防ぐことができれば、高齢者の健康寿命を延ばすことができるので口腔ケアは本当に大事です。
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