口腔機能の衰えを感じたら口周りの筋肉トレーニングがおすすめです。
自分でできる体操を症状別にいくつかご紹介します。
口・舌の動きを改善
口周りの筋力が上がることで唾液が良く出るようになり舌の動きがスムーズになります。
食べ物も飲み込みやすくなり顔の表情が豊かになります。
【パタカラ体操】
①「パ」…唇をはじくように
②「タ」…舌先を上の前歯の裏につけるように
③「カ」…舌の奥を上顎の奥につけるように
④「ラ」…舌をまるめるように
各発音 8回を2セット行ってみましょう。
飲み込む力の回復
飲み込む筋力をアップすることで、むせなどの症状改善につながり嚥下障害を予防します。
【ベロ出し体操】
①ベロを少し出して、そのまま口を軽く閉じ唾を飲み込む。
2回行ってみましょう。
滑舌を改善
口の動きを良くすることで口周りに筋力が付き顔の表情に動きが出ます。
【早口言葉】
初級：生麦 生米 生卵 （なまむぎ なまごめ なまたまご）
中級：東京特許許可局 （とうきょう とっきょ きょかきょく）
上級：赤巻紙青巻紙黄巻紙 （あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ）
口の動きを意識して3回言ってみましょう。
舌の筋力強化
誤嚥やむせなどの症状改善につながり舌の動きをスムーズにします。
【舌の筋力をつける体操】
①下あごの先を触るつもりで舌を出す
②口の左右をなめる
③鼻の下を触るつもりで舌を出す
④舌をべーと突き出し喉の奥へ引く
ご紹介したトレーニングを全て行っても5分もかからないので気が向いたら是非試してみて下さい。
しかも道具を使わずに気軽に口のまわりの筋肉を鍛えられるので本当にお薦めです。
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